畳の進歩


住宅部材・住宅部品は昔と比べて大きく変わりました。その一例がアルミサッシです。最近の新しい住宅には、開口部の多くにアルミサッシが使われていて、むしろ肌にやさしい木製のものをつかうべきだという考え方が高まってきているぐらいです。


そうしたなかで、変わらないのは畳だけだという受け止め方があります。たしかに、ちょっと見た感じでは昔のままに見えます。 しかし、最近の畳は表面からは目だたないものの、他の住宅部品と同様に、あるいは それ以上に大きく進歩しています。


たとえば、高温多湿の国土のもとで、住宅を密閉構造 にして冷暖房設備を施すようになってきたことに対しては、畳の面でも断熱効果を考えて、畳床の素材に断熱性能の高いインシュレーションボード(木質系)やポリエスチレンフォ ームをつかうようになってきています。


これらの素材は、わらが湿気に弱いのに対し、耐湿性にもすぐれ、それらの特徴を生かした形の脱わらタイプをはじめ新しい素材とわらの 両方の長所を組み合わせたサンドウィッチタイプの畳床も各種類生み出されてきています。


さらに、「湿度」・「カビ」・「害虫」などを防ぐ為のさまざまな工夫が行われ、耐久性 を高めるという点では畳糸にビニロンやポリプロピレン系のJIS製品が多く用いられ、畳縁にも素材に化合繊維を用いて強度を高めた物が多くつかわれています。
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