ダニについて

住まいに快適さを追求し、住みやすさも求めてきた結果として、住宅の気密性が高まり、冷暖房の効果やプライバシーを守る面では好都合な密閉構造となったのはいいとして、その代償としてダニの異常発生を招くようになったのは皮肉な話です。

このダニ類の好む環境は、気温が摂氏二十五度前後、湿度が70%から80%といわれています。気密性がよくて室内換気の悪い部屋、掃除が行き届いていない部屋などは発生する可能性が高いです。ダニ類にとっては、冷暖房設備の完備した気密性高い中高層住宅は居心地満点です。

おまけに畳の上にジュータンを敷いてあると、畳は湿気とゴミを吸い込む一方でダニにとっては最適な環境といえます。

ダニ対策としては、室内の乾燥、掃除の徹底と畳に湿気を与えない工夫が一番です。また、予防策としては、防虫加工紙をつかう方法などがあります。 防虫加工紙は、防虫剤を含浸した紙のことで、畳の下に敷き詰めて使用します。

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