畳の仲間

畳表に似たものに、昔からゴザや上敷(うわしき)、薄縁(うすべり)などがよくつかわれています。

これらは、いずれも畳表の仲間です。最近は、和室に独特の風趣を 生み出すものとして、畳表に柄を浮き上がらせるように織り出した柄表なども生産されています。いずれもイ草の感触をもつ味わいのあるタタミ敷物として重宝されています。

薄縁(うすべり)
畳表に直接畳縁を縫いつけた敷物。畳より薄いことからこの呼称がある。床の間や板の間に用いられる。
上敷(うわしき)
折り目の深い、目の狭い諸目(もろめ)表や、綿立て糸引き表に畳縁を縫い付けたもの。畳の上や板の間に用いられる。縁 の部分でつなぎ合わせれば広間用もできる。
茣蓙(ござ)
諸目表、目積(めせき)表をいう。広い意味では、イ草製の畳表・敷物を含む。
柄表(がらおもて)
染色しないイ草を織り方の変化で模様を織り出した畳表をいう。
青表(あおおもて)
七島イで織られた畳表の通称。琉球表、豊後表、青筵のほか、単に「あお」とも呼ばれている。主産地は大分県。耐久性が強いので、かつては商家の店先や農家の台所 などに用いられた。また、柔道用の畳としても知られている。
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